家畜にストレスをかけない育て方“アニマルウェルフェア”は日本で広まるか?

ホウドウキョクからです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170222-00010001-houdouk-soci


家畜にストレスをかけない育て方“アニマルウェルフェア”は日本で広まるか?

2/22(水) 11:30配信


アニマルウェルフェアとは?

「アニマルウェルフェア」という言葉をご存じだろうか? 農水省の定義では「家畜を快適な環境下で飼養すること」。つまり家畜をていねいに扱い良質な飼料や水を与えて、ストレスや疾病を減らすという考え方だ。

アニマルウェルフェアは1960年代にイギリスで生まれ、特に近年は動物愛護という倫理上の観点だけでなく、畜産物の安全性、畜産業のサステナビリティの点からも注目されている。

食肉・乳製品を大量生産する工業型畜産では、家畜をケージや檻に詰込み、伝染病を防止するために大量の抗生物質を使う。

また、生産効率を上げるため、過剰なホルモン投与を行い、人工飼料を与える。

アニマルウェルフェアへの関心の高まりの背景には、いまの畜産が抱えるリスクへの危機感がある。


アニマルウェルフェアを実践する畜産農家を訪ねた

筆者は18日「リディラバ」のスタディーツアーで、アニマルウェルフェアと循環型農業を実践している、東京・八王子市の磯沼ミルクファームに伺った。(「リディラバ」のスタディーツアーについては筆者の「社会の無関心を打破 社会問題を体験するお手軽ツアーとは」をご参照のほど)


磯沼ミルクファームを運営する磯沼さんは、昭和27年生まれの64歳。父親の跡を継いで畜産業をはじめた二代目だ。

【画像参照】

アニマルウェルフェアの考え方に出会ったのは、26歳の時、旅先のオーストラリアだった。

「それまでは生産性の高い牛を作ろうと考えていましたが、それがすべてではないと。オーストラリアでは、コミュニティが牧場を楽しんでいる姿が素敵で、なんでそれができないのかと。」(磯沼さん)


「5つの自由」を実現するために

アニマルウェルフェアには、「5つの自由」という原則がある。

1.飢えと渇きからの自由(きれいな水と十分な栄養が与えられているか、など)

2.肉体的苦痛、不快からの自由(清潔な場所で飼育されているか、など)

3.外傷や疾病からの自由(きちんと治療されているか)

4.精神的ストレスからの自由

5.正常な行動の自由(十分な広さが与えられているか、など)


磯沼ミルクファームでは、この5つの自由を実現するために、様々な投資を行っている。

良質な水を確保するため井戸水を掘り、適切な量のエサを与えるために、コンピューターセンサーのついた自動給餌機を設置して、90頭の牛は食べたい時に適量のエサを食べられる。

エサの質を高めるため、麦汁やニンジンジュースなどのしぼりかすをエサに混ぜ、ウェットで食べやすく、美味しく安全性の高いエサを牛に与えている。

また、磯沼ミルクファームは市街地にあるのだが、牛を出来る限り放牧させて行動の自由を与え、ストレスからの解放に務めている。


生産コストの上昇をいかに緩和するのか

しかし、こうした取り組みは生産コストの上昇を招く。

これを緩和するため、磯沼ミルクファームでは「循環型農業」を取り入れている。

磯沼さんは週に3回、トラックでチョコレート会社に赴き、産廃となるカカオの殻を引き取っている。カカオの殻を地面に敷くことで、牛糞と混ざり有機肥料が出来上がる。磯沼さんはそれを売ることで、コストの補てんにつなげている。

磯沼さんは言う。

「工夫することで牛が幸せになるし、こうしてできた乳、肉に美味しさがあることは証明されています」


アニマルウェルフェア普及へのポイントは東京五輪

健康志向の食材店やレストランでは、「この豚はストレスフリーで育てられました」「この鶏は放し飼いで育ちました」といった表示が、目立つようになった。

しかし有機野菜などに比べると、「高価なアニマルウェルフェア乳製品や食肉」に対する消費者の理解はまだ低い。

ここで、アニマルウェルフェア普及への大きなカギとなる可能性があるのが、2020年東京オリンピック・パラリンピックだ。

選手村などで提供される食材は、安全性を示す認証を取得する必要がある。

この要件となる認証制度が、GAP(Good Agricultural Practice=農業生産工程管理)だが、その対象には畜産物も含まれ、農場の運営や食品の安全性のほか、アニマルウェルフェアを条件として盛り込むことが検討されている。

東京五輪は、畜産の生産者と消費者の意識が変わるターニングポイントとなりそうだ。

文:鈴木款



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