【連載】猫ブームの光と陰(最終回) 多摩川「猫不妊作戦」で野垂れ死にの連鎖は断ち切れたか

毎日新聞 経済プレミアの連載を一部転載いたします。

http://mainichi.jp/premier/business/articles/20161221/biz/00m/010/007000c


猫ブームの光と陰


多摩川「猫不妊作戦」で野垂れ死にの連鎖は断ち切れたか

駅義則 / ジャーナリスト

2016年12月22日


ペットショップの子猫に300万円の値がつく一方、行政の施設では連日多くの子猫が殺処分されていく。こうした猫ブームの光と陰を描いてきたこの連載。まとめの意味を込めて、筆者が最近携わった、多摩川の一角に暮らす猫8匹への不妊手術の状況を紹介する。


12月7日午前、群れの最後のオス猫の手術を終え、元の場所に放した。最初のメス猫を捕まえた11月8日から、ちょうど1カ月が過ぎていた。捕獲器は協力してくれた動物病院の先生にお借りした。メスの不妊手術は下腹部の毛をそるため、真冬になると体調面でまずいと考えた。メスを優先して一匹ずつ捕獲して病院に持ち込み、不妊手術を経て元の場所に戻すサイクルを、数日おきに繰り返した。


きっかけは「子猫9匹の死」

 捕獲に踏み切った理由は、河原で知り合った男性から、その群れの中のメスが産んだ9匹の子猫がすべて死んだと聞かされたからだ。付近では猫にエサをあげる人は多いが、不妊手術をする人はいない。この男性から、手術費を負担するので捕獲してほしいと持ちかけられた。この地域では自治体の補助があるため、手術代はオス3000円、メス5000円で済む。ちなみに飼い猫の場合、その5倍程度かかる。



------- 中略 -----------



 彼らは人間に捨てられた猫か、その子孫なのだと、改めて強調しておきたい。不幸の連鎖をもたらす最大の元凶は、利益最優先のペット関連業界でも、広告料を取ってブームをあおるメディアでもなく、安直に「癒やし」を求めて買ってしまう消費者の甘さなのだという点は、心しておくべきだろう。ここまでの連載を経た、偽らざる実感だ。


 そしてもう一つ。「知ること」の重要さも強調したい。筆者は数年前に、不妊手術の証しとして耳の先端をカットされた猫を初めて見た際、虐待だと勘違いして非常に憤慨した。野良猫には不妊手術が必要だという事情に気づいてちょっと行動するだけでも、不幸の連鎖に対する、ささやかな抵抗ができるのだ。


 <「猫ブームの光と陰」は今回で終わります>




~一部転載以上~



詳しくはサイトでどうぞ。

http://mainichi.jp/premier/business/articles/20161221/biz/00m/010/007000c



過去の記事はこちら。


【(1)「子猫300万円!?」ネコノミクス活況の裏にあるもの

【(2)都内殺処分203匹をゼロ公約した小池知事の本気度

【(3)「猫の飼い主探し」ボランティア頼みの限界

【(4)猫ブームを裏で支えるペットオークションの実態

【(5)売れ残った犬猫がたどる悲しい運命を知っていますか

【(6)飼い主探し目的も 10年で100倍「猫カフェ」多様化

【(7)多摩川に捨てられた猫たちがたどりつく先は

【(8)捨てられてのたれ死ぬ野良猫たちの悲惨な最期

【(9)野良猫の不妊手術は本当に「かわいそう」なのか?

【(10)一斉不妊手術で減らせる野良猫と子猫の悲劇

【(11)猫の不妊手術が守った「クロウサギと世界遺産への道」


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