【閲覧注意】「ペット殺処分ゼロ」が進まない原因とは? 元凶は子犬らしさを売り物にした展示販売?

Health Pressからです。(※閲覧注意の画像があります)

http://healthpress.jp/i/2016/08/post-2548_entry.html


【閲覧注意】「ペット殺処分ゼロ」が進まない原因とは? 元凶は子犬らしさを売り物にした展示販売?

2016.08.30


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窒息させて苦しみながら息絶える犬たち(画像はモザイク加工のもの)


 8月26〜27日に、犬猫の「殺処分ゼロ」をめざすイベント「アニマル・ウェルフェアサミット2016」が、東京都文京区の東京大学(本郷キャンパス)で開催された。

 このイベントは、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが代表を務め動物福祉をめざす「クリステル・ヴィ・アンサンブル」、広島県を拠点に犬の殺処分活動「ピースワンコ・ジャパン」に取り組む国際協力NGO「ピースウインズ・ジャパン」、犬猫の譲渡会などを展開する「Do One Good」の3団体が共催。


 自治体として「殺処分ゼロ」を達成した神奈川県が事例を報告。「ペット殺処分ゼロ」を公約に掲げる小池百合子都知事も登壇した。


 保健所で殺処分されている犬猫は、決して安楽死で最期を迎えるわけではない。「ドリームボックス」と呼ばれる狭い密閉空間に何頭も押し込められ、そこに二酸化炭素を充填して窒息死させる。苦しみながら息絶えるのだ。


 ヨーロッパ諸国に根づく「アニマル・ライツ(動物の権利)」の観点からも、せめて安楽死をさせるべきだ。しかし、コストや手間暇が掛かることや、手を下す獣医師の心理的な負担から、「ドリームボックス」のような方法がとられているのが現実なのだ。


無責任な飼い主のせいで「今日、死んでもらいます」

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「ドリームボックス」に二酸化炭素が注入され、上を向き喘ぎ始める犬たち(画像提供:塩村あやか事務所)

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目を見開いたまま倒れた犬、痙攣する犬……。確実に致死させるため15分ほどガスの濃度を保つ(画像提供:塩村あやか事務所)

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確実に死んでいるかを確認。口から血を流している犬は、口の中を噛み切るほど苦しかったのだろう(画像提供:塩村あやか事務所)

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床が開き落下した犬たち。最期は「モノ」のように処理される(画像提供:塩村あやか事務所)


 ペットの「殺処分ゼロ」は、今や多くの人の願いだ。しかし、状況改善が遅々としているのはなぜだろう? その原因のひとつは、元凶である日本のペットの流通システムにメスが入らないことだろう。特に、陳列ケースに幼い子犬を一同に並べて売る「展示販売」の存在は大きい。


 日本では子犬を入手するとき、ペットショップで子犬を探す方法が一般的だ。犬の購入先の約7割がペットショップという環境省による調査結果もある(平成20年)。近年はブリーダー購入も増えてはいるが、やはり欧米諸国ほどブリーダーから直接買うという意識が浸透してはいない。


 ブリーダーから購入すれば、余分なマージンも流通過程もなく、最も安全で安心だ。また、近年は「買う」のではなく、「譲渡」の選択肢もかなり周知されているが、まだまだ少数派だ。

 一方、幸いなことに、インターネット上の写真を見ただけで、オンラインショップ購入する習慣も浸透はしていない。そもそもネットショップは、「対面説明の義務付け」という動物愛護管理法での規制があるのだが、この手の商売はなくならない。


 これは良心的なブリーダーではなく、悪質な繁殖業者が母体となっていることが多い。このように日本ではあいかわらずペットショップ購入が主流であり、一部の良心的な店はあるもののガラスケースでの陳列販売が一般的だ。

展示販売を<動物虐待>とみなす国も

 しかし、海外ではペットショップでの展示販売は、歓迎されないものになりつつある。展示販売は子犬の心身に負担をかけるため、世界的に歓迎されないものになっているからだ。なかには、展示販売を動物虐待とみなす国もある。


 イギリスは、しっかりと法規制されているし、動物愛護の意識が浸透しているドイツでは、直接的な法規制はないものの店頭販売はほぼない。ひと昔前までは、展示販売が珍しくなかったイタリアも自粛の傾向だし、アメリカも法律で規制される州が次々と現れている。


 犬はおよそ半年で、大人に成長する。かわいい見た目の子犬らしさを売り物にできる期間は極めて短い。そのため日本では、親離れにはまだ早すぎる時期から流通経路に乗せて、成長が進む前に店頭に出そうとする傾向がある。


 子犬としては、幼すぎる段階で親兄弟から離され、安心できない環境でストレスにさらされる。心身の成長発達への悪影響も否めない。


 これをイギリスなどでは動物虐待とみなしている。人間でも幼少体験は人格形成に大きな影響を及ぼすのだから、犬も子犬期の大きなストレスや不安感は、将来の気質に何らかの影を落とすことになるだろう。


 ただし、動物愛護国のイギリスやドイツの隣国、フランスは、自由を重んじるお国柄か法規制がなく、店頭での生体販売がまかり通っている。アメリカも、日本のそれより劣悪で大規模なパピーミルがあちこちに存在するという。


 <欧米は動物愛護が進んでいる>とひとくくりには言い切れないが、私たちが手本とすべき姿があるのは事実だろう。


質より量の世界で「不要犬」に転落する犬

 そうしたスピード商法の中で、子犬をどんどんと産ませるパピーミル(子犬の繁殖場)や少しでも安く競り落とすペットオークションが、日本には根づいている。


 パピーミルやペットオークションは、質より量の世界だ。質が劣っても市場に子犬を投入しようとする。1頭1頭の命が軽視されている。命を重んじる「殺処分ゼロ」の動きとは逆のベクトルだ。


 どんなに「不要犬」をなくそうとしても、将来「不要犬」になり得る質の低い子犬が次々に送り込まれるのだから、イタチごっこなのだ。


 平成25年の動物愛護管理法改正で、業者を対象とした法規制が施行されたが、取締りが甘く、地域によっては有名無実になっている。


 この改正法が生かされていれば、繁殖場やオークション、展示販売がすぐにはなくならないとしても、犬たちのQOL(生活の質)は向上し、「不要犬」に転落する犬も減るだろう。


 もちろん、良心的なペットショップは徐々に増えている。生体販売をしていても、オークションやブローカーを介せず、ブリーダーから直接、適切なタイミングで子犬を仕入れるなど、仕入れルートやタイミングに配慮している。

良質なペットショップを見極めるポイント

 ただ、そうした裏事情は、客にはなかなかわからない。そこで、店頭で良質なペットショップを見極められるポイントを、いくつか挙げてみる。


○排泄物が片付けられ、臭いも少なく、清潔
○1日の中で、あるいは1日おきなど、時間を区切っての展示
○1頭ずつの陳列ではなく、他の子犬と遊べる環境での展示
○子犬を安易に抱かせない(衝動買いを促す店は「抱っこさせたら勝ち」という方針)
○犬種特性に詳しく、飼い方に合っているか、判断力のある店員がいる
○購入後の生体保証の説明が、納得できるものである

 「殺処分ゼロ」のムーブメントは、ペットショップの在り方への問題提起と両輪で進めていってもらいたい。 
(文=大田仁美)


大田仁美(おおた さとみ)
ジャーナリスト、ライター。主にペット関連の媒体で活動。人と動物との共生に目を向けた取材を進め、とくに犬と馬におけるアニマルセラピーおよび動物福祉の分野においてさまざまなアプローチを続ける。著書・訳書に
「馬木葉クラブへおいでよ!―あるホースセラピーのかたち(共同文化社)」「あなたがペットの安楽死を決断するとき(ジュリアン)」



~転載以上~



以下は、画像を提供した塩村あやか都議のFBより。

https://www.facebook.com/ayaka.shiomura.7/posts/1235592683172180


写真提供をさせて頂いた記事が公開となりました。辛い現実ですが、愛護活動をしている自分が素晴らしいという独りよがりの活動ではいけません。

裏動物殺処分がなくならないことには、真の動物殺処分0にはなりません。

こちらの記事では核心の解決法まで紹介されてはいませんが、引き続き取材に取り組んでいただける様要望しました。


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