【熊本地震】ペットと避難 癒やしの効果 獣医の小此木さんが報告

上毛新聞からです。

http://www.jomo-news.co.jp/ns/7414616031237412/news.html


ペットと避難 癒やしの効果 獣医の小此木さんが報告

更新日時:2016年4月26日(火) AM 06:00

小此木正樹さん

川上茂久園長



 災害現場に出動して動物を救う「群馬VMAT」の隊員として熊本市や熊本県益城町で活動した、獣医師の小此木正樹さん(56)=伊勢崎市=が25日、上毛新聞の取材に対し、現地の状況を証言した。

 物が倒れてきて足を骨折したり、逃げる際に爪を損傷したペットや、ストレス性の下痢にかかった動物が目立ったという。ただ、熊本市内の動物病院の7~8割が診療可能なため、VMATの治療が必要な場面はなかった。

 避難所にはペット連れの人が複数いて、周囲も受け入れている様子だったという。動物保護団体などの協力でペット用の水や食料、シートを提供するブースも用意されていた。

 小此木さんは「一緒にいることでペットはストレスが緩和され、飼い主も精神的に癒やされていた」と同行避難の効果は高いと指摘。「群馬県での発生に備え、普段からしつけをしたり、支援物資が届くまで5日程度のペット用食料の備蓄が重要」と話した。

◎被災地の猛獣5頭緊急移送 群馬サファリ・川上園長
 被災地の動物園の猛獣を緊急移送した、日本動物園水族館協会理事で群馬サファリパーク(富岡市岡本)の川上茂久園長は25日、上毛新聞の取材に対し、「熊本の被害はひどく復旧には時間がかかる。連絡を取り合って必要な支援を続けたい」と述べた。

 川上園長は21日夜、富岡市をトラックで出発し、20時間かけて熊本市動植物園に到着した。園内の道は亀裂が入り、液状化している場所もあった。猛獣が入っている獣舎は壊れていた。ライオンとアムールトラ、ユキヒョウを各1頭、ウンピョウ2頭をおりに入れてトラックに積み、福岡、大分両県の動物園などに移送した。

 市動植物園は園内の安全確保と動物のストレス軽減のため、全国151園が加盟する協会に支援要請した。協会はホースやビニールシートなどを届けた。


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