全国の小動物臨床関係者の皆様へ 熊本地震の被災動物の現状と物資支援のお願い

熊本市の中央動物病院院長・本武信一郎さんからです。

(ソース:Buruchi Chiyono さん)


 

全国の小動物臨床関係者の皆様へ

 

熊本市内で開業している中央動物病院院長の本武(ほんたけ)信一郎です。熊本市獣医師会に所属 しています。


今回の熊本地震で当院は建物の壁に亀裂がはいり、院内のものが散乱し倒れ、断水もあります が、停電はなく、なんとか診察ができる状態です。
熊本市の小動物臨床の状態が全国の皆様に伝わっていないことを知り、この文章を書くことと しました。現状を皆様にお伝えし、可能であれば物資のお願いをできればと思っております。


この内容は私の周りに限った情報で、熊本県でも他の地域では異なる可能性があります。また 状況は刻々と変化しますので、4/21夜の情報としてとらえていただきますようお願いします。


熊本市で被災した小動物をとりまく環境の現状


私たちは熊本市におりますので、一番被害のある益城町での現状は不明です。熊本市内に限っ ては、倒壊の恐れのある所に住んでいた人達は学校や公園、コミセンなどに避難所が設けられ ているのでそこで生活を強いられています。ほとんどの避難所では動物の受け入れは不可の為、 動物を飼育している人は車中泊がメインと思われます。昼間は自宅を見に行き、夜は車中泊と いう生活で動物も連れて行く事が多いみたいです。車内で嘔吐や排泄をされると困る為、オム ツやペットシート、頑丈なゲージがあればすごく生活が楽になる様子です。私が診察していて 多いと感じるのはやはり身体的な問題では消化器疾患、泌尿器疾患、治療されていない循環器 疾患が目立ちます。あとは軽いものでは爪の破折や肉球の損傷です。異物の誤食もたまにあり ます。雨が降り始めたので、水たまりを飲んだりするような状況も今後生まれてくる懸念があ りますので、感染症も発生すると思われます。

 

熊本市の一般開業医の現状


現在、熊本県獣医師会、熊本市獣医師会では理事会など行われ、組織としての方向性を決めて いる状況ですが、我々個人病院で出来る事は、個人達の判断でなんとか動いている状況です。


熊本市内の病院は、病院それぞれで状況が異なります。片付けなどしながら、水は出ないなが らも応急的な診察程度は出来る病院もあれば、病院の被害が酷く生活も出来ないので、院長が 市外や避難所、車中泊している病院もあります。PCも扱えず、携帯がガラケーの先生達はSNS
による情報交換も出来ないのが現状です。そのため大きな組織としてのアクションをおこすこ とが難しく、情報を共有して動ける個人病院の先生達は、自分たちが出来ることをやろうとい う状態です。

 

被災者および被災犬猫に対する活動


現段階(4/21)では送られてきた物資の飼い主への無料配布、被災者飼育動物の預かり、できる範 囲での治療を行っています。できるだけ早く、避難所近くや車中泊している被災飼い主と動物 に必要な物資を無料配布し、健康相談を行いたいと思います。

 

活動を行ううえでの問題点


物資がまとまった個数届いても実際に被災者の所、必要としている所に届いていないのが現状 です。理由は人手不足とインフラの問題だと思われます。地割れが酷く、通行止めも多数あり、 昼間は大きな道で渋滞する為、物流の制限もありました。人手不足に関しては、物資を配るだけならボランティアをつのれると思うのですが、動物を扱うとなると怪我などの保険の問題も ある為、獣医師会からの指示を待つ状態です。

 

全国の小動物臨床関係者のみなさまに対するお願い


避難所近くや車中泊の飼い主と動物には、まだまだ足りない物資があります。現時点で必要な 物資としては、フード類(猫用、犬の消化器系)、ペットシーツ、ペットオムツ、頑丈な持ち 運び出来るゲージ、除菌スプレー、身体を拭くウェットティッシュです。ご協力いただけるの であれば、これらを下記の病院にお送りいただきますようお願いいたします。

(不明な点は電話連絡下さい)

 

〒861-8006 熊本市北区龍田6丁目12-91
中央動物病院 096-339-1206

 

〒861-0133熊本県熊本市北区植木町滴水443
こば獣医科クリニック 0962720830

 

〒862-0942熊本市東区江津1-4-8
江津動物病院096-371-1122

 

現状では送り先として病院名を出さないで欲しい所もあるようなのですが、今後、獣医師会と しての意見がまとまれば送り先の病院は増えてくると思います。

また追ってご報告させていただきます。
みなさまどうぞよろしくお願い申し上げます。


4/21 22:00 熊本中央動物病院 院長 本武信一郎

 

関連記事
スポンサーサイト
プロフィール

春ママ

Author:春ママ
ご訪問いただきありがとうございます!

福島原発避難区域の被災動物、殺処分、毛皮、動物実験、海外の動物事情など、国内外の動物の現状について情報をアップしています。

人間の都合で虐げられている動物たちのことを1人でも多くの人に知ってほしい、声を上げてほしい、そして動物達へのやさしさの輪が広がればと思います。

リンク・転載は構いませんが、その際は必ずどこからのものかわかるよう、ブログ記事URLを明記していただきますようお願いいたします。

4才児の母。今年5月、17才になる最愛のにゃんこをお空へ見送りました。春ちゃん、ずっと一緒だよ。。

メインブログはこちらです。
http://ameblo.jp/momokohime7/

最新記事
こちらもチェック♥
コラボ企画「福島をわすれない」パネル展開催スペース・企画を生かすアイデア随時募集中!
"Never Forget Fukushima" Project







ボクと遊んでニャ♪
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR