タイは犬の楽園?実は様々な事情を抱えた国だった!

ワンちゃんホンポからです。

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タイは犬の楽園?実は様々な事情を抱えた国だった!



『犬の楽園』としてのイメージが強いタイですが、実は様々な事情があった上でのイメージなのです。一昔前の日本でもあった問題や価値観、それらを変えた国王のエピソードなどをご紹介します。

タイは犬の楽園!?

野良犬  

犬は最下等生物!?

実はタイでは最近まで、なぜか『犬が全ての生き物の中で最も身分が低い最下等生物』として扱われていました。

そのため、街で犬を見かければ蹴りあげたり、石を投げたり、棒で叩いたり……。

びっくりするような扱いを受けていたのです。


飼われている犬も『ペット』というよりも『番犬』という認識です。
犬は外で放し飼いするものだと考えられていたため、リードも首輪もつけず、街には飼われている犬も野良犬も同じようにあふれ、犬たちはいつ傷つけられるかわからない状態でオドオドと怯えて過ごしていました。

国王とトーンデーン


奇跡の名犬物語



ところが犬の扱いが徐々に変わっていきました。
もちろん良い方向にです。

そのきっかけとなったのは国王ラーマ9世と、1匹の犬トーンデーンのエピソードにあります。


1998年9月、当時公務でバンコクの病院を訪れていた国王ラーマ9世は、処分されかけていた野良犬4匹の処分をやめさせました。
そして、その4匹を引き取り宮中で大事に育てました。

同年12月に、助けた犬が産んだ子犬の1匹に『トーンデーン』と名前をつけました。

そしてトーンデーンをとても可愛がり、トーンデーンも国王に忠実な賢い犬となったそうです。

このエピソードは『奇跡の名犬物語』として絵本になっています。
この絵本はタイ国内でベストセラーになりました。
日本でも翻訳され、販売されています。


私も読んだことがありますが、とても丁寧に書かれていて、小さい子供でもエピソードを理解できるようになっています。

タイは国王に対する尊敬の念がとても強い国のひとつです。
そのため、このエピソードを聞いた人々は少しずつ犬に対する態度を改めていきました。


そして皆さんがイメージする『犬の楽園』となったのです。
僧侶の目の前でお昼寝してみたり、ちょっと餌をもらったり……自由気ままな生活をしています。

それでも問題は山積み

野良犬2匹  


現在、都会を中心としたペットブームが熱いタイ。
犬猫を扱う動物病院が増え、ドッグラン、ペットホテル、ペット用品店などペットビジネスが拡大しています。

犬にとって安心できる環境になりつつあるということですね。
インフラも整備されてきているようです。


しかし、やはり問題も沢山あります。
捨て犬やブランド犬が注目されたための過剰な繁殖によって、障害を持つ犬や、虐待を受けている犬が増えているということです。
そして既に街にいる野良犬のほとんどが、狂犬病のワクチンを打ったことがありません。

犬に優しい社会になりつつありますが、そのためには問題が山積みなのです。

でもタイの野良犬には触らないで!

ストップ  

ストップ!狂犬病を知っていますか?

狂犬病とは主に犬や猫、コウモリやキツネなどの生き物から感染する感染症です。

狂犬病を発症した場合の死亡率は100%と言われています。

日本では犬を飼っている場合、狂犬病ワクチンを年に1回打つことが決められています。


そして海外へ行く場合には、狂犬病ワクチンを打つことが推奨されています。

国内で発生させない、国外から持ち込ませない、ということですね。
世界ではまだまだ恐れられている病気のひとつです。

狂犬病が蔓延している事実

国王とトーンデーンのエピソードやペットブームなどで改善された犬の環境ですが、実は狂犬病が蔓延しているという事実があります。
大半が野良犬ですので、そういった管理をする人間がいないのです。

人懐っこい可愛い犬でも咬まれる可能性はゼロではありません。
ついつい撫でたいところですが、そこはグッと我慢しましょう。

もし咬まれたら……?

それでも襲われてしまい、咬まれたとしたら……。
あなたが手をだしていなくても、向こうからくる可能性はありますね。『もしも』を考えるのは大事なことです。

咬まれた場合は応急処置として、流水と石鹸で15分以上洗い、イソジンで消毒しましょう。
このとき止血するのはやめてください。
そして必ず24時間以内に病院でワクチン接種を受けてください。

まとめ

子犬  


『犬の楽園』というイメージのタイですが、そうなるまでには様々な事情があったのです。
日本では犬はもはや家族の一員となっていますが、タイではこれからそうなっていくことでしょう。


一昔前の日本でも問題になっていた野良犬や狂犬病、日本はそれらを克服して今があるのです。

日本人にはない、タイの人々のおおらかさが犬の環境を良くしてくれると信じたいですね。


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