象のTykeの悲劇から20年 米ハワイ 州として初めて野生動物の商業利用を禁止へ



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HNGN


米ハワイ州が、野生動物の商業利用を禁止する最初の州になる見込みが強まっています。


まずは今年5月のニュースです。



アロハストリートからです。

http://www.aloha-street.com/news/2015/05/post-4453.html


知事が野生動物の商業利用禁止を表明


2015年05月11日


 ハワイ州のデーヴィッド・イゲ知事は、ハワイ州内で行われるフェアやサーカスなどでの野生動物の商業利用を禁止するため、野生動物利用許可証の発行を止めると発表した。


 全米の40以上の都市では現在、サーカス、映画、テレビ番組やコマーシャルへの野生動物の商業利用を禁止する法案が可決されており、ハワイ州も同様の法案を導入する見込みとなっている。


 動物愛護団体関係者などは今回の州知事の決定について「動物の商業利用は、動物達の権利を脅かしており、今回のイゲ知事の決定を支持します」との声明を発表している。


 なお、まもなくオアフ島アロハスタジアムで開催されるステートフェアでは、3頭のクマによるエンタテイメントショーの開催が予定されており、ハワイ州内で商業利用される野生動物の姿を見る最後の機会になるとみられている。



~転載以上~



以下、最新のニュースです。HUFFINGTON POSTより、翻訳しまとめました。


Hawaii Moves To Ban Wild Performing Animals

http://www.huffingtonpost.com/entry/hawaii-wild-performing-animals_564bd31fe4b045bf3df1aa88



11月末、農務省の委員会は、特定危険動物の定義の見直しと、それらの動物のフェアやサーカスなど商業目的での輸入および利用を禁止する改正案を、全会一致で承認しました。なお、映画、テレビ番組の撮影については例外が認められました。


利用禁止に指定されたのは、大型の猫科動物、霊長類、ゾウ、サイ、カバ、クマ、ハイエナ、ワニ。


委員会での承認は、20年前に同州ホノルルで起きた悲劇を取り上げたドキュメンタリー映画の公開3日後のことでした。


映画公式サイト


Tyke Elephant Outlaw



1994年、ハワイ・ホノルルのニール・ブレイスデル・センターでTykeという名の象が公演中に調教師を殺し、通りに逃げ、100発近い銃弾によって殺されました。その痛ましい様子は映像におさめられ、次第に反対運動が高まるきっかけとなりました。


※以前ご紹介した、PEACEさんの記事に動画があります。(閲覧注意


動物サーカス廃止のシンボル、象のTyke

http://animals-peace.net/zoo/circus/tyke.html


(100発もの銃弾を浴び、血まみれになり崩れ落ちていくゾウの悲しい瞳が胸に突き刺さり、涙が出ます。。)


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 昨年10月、ヒューメインソサエティー・アメリカと複数の保護団体が、州に対して特定危険動物の利用を禁止するよう求める請願をしました。


ヒューメインソサエティー・ハワイの担当者は、「野生動物の商業利用の禁止は、動物福祉の観点からのみならず、公衆衛生と安全の面からも必要だと考えます。そして「アロハ」の精神と自然を敬う心で知られるハワイにおいて、禁止措置は長らく待ち望まれていたこと。


ハワイの決定が良き前例となり、他の州が次の一歩を踏み出すきっかけになれば」と話しています。


サーカスへの野生動物の利用は、すでにいくつかの国と、米国内の22州の50の自治体で禁止案が可決されていますが、実現すれば州としてははじめてとなります。


当然のごとく、サーカスやフェアの関係者からは反発が起きており、法案の支持者を「動物愛護過激派」と表現し、動物たちが虐待を受けているという誤った主張をしていると批判しています。


法案は今後、ハワイ検事当局による審査と州知事による承認が必要になるとのことですが、ヒューメインソサエティー・ハワイの担当者は、2016年はじめには施行されることを期待しています。



~まとめ以上~



調教師を死なせた罪で絞首刑や電気椅子の刑、銃殺刑などに処せられたゾウは多数いるそうです。


ひかたまさんの記事に、詳細があります。(絞首刑や電気椅子の刑は初めて知りました…画像もあり、強く胸が痛みます。。)


ゾウのサーカスからの解放



Tykeの悲劇から20年…彼女の犠牲が、他の多くの仲間たちを救う道につながろうとしています。


サーカスの動物利用や水族館のショーを「虐待」と見なし、制限する国が増えてきていますが、日本では、そうしたものがまだ当たり前のように行われていて、海外ニュースについてのネットの反応を見ても「過激」「行き過ぎ」といった意見が多いようです。


でも…人間の娯楽のために、本来の生息地である大自然から連れてきて、監禁・虐待して芸をさせる-それを身勝手な人間による「虐待」と感じることは、当たり前の感覚ではないでしょうか…。


日本でも、動物ショーに対して疑問を持ち、一見華やかに見えるショーの裏側の真実を知り、反対する人がもっと増えてほしいと思います。



サーカス参考過去記事


今年メキシコも動物サーカス禁止国の仲間入り☆サーカスで動物利用を禁止する国はこれで43ヵ国に


スペイン カタルーニャ 野生動物を使ったサーカス禁止へ


オランダ 今年9月15日からサーカスにおける野生動物の使用禁止施行


ゾウがサーカスからいなくなる?「虐待」批判で


サンフランシスコ、サーカスや映画への野生動物利用禁止へ


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 さっちーさーかす4


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