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「飼えなくなった」ペットの保健所への持ち込み、後を絶たず センターの職員に殺処分の実態を聞いた

まいどなニュースからです。



「飼えなくなった」ペットの保健所への持ち込み、後を絶たず 動物保護管理センターの職員に“殺処分”の実態を聞いた

配信


環境省が昨年度(令和2年度)の保健所などで殺処分された犬や猫は約2万3000匹を数えると公表、過去最少となりました。譲渡会を開くなど自治体の努力もあり、殺処分は減少傾向にあるようです。


   しかし一方で、コロナ禍で在宅ワークや外出を控える人たちが増え、自宅でペットを飼う人が増加傾向にある中、「飼えなくなった」と保健所にペットを持ち込む人たちは後を絶たないといわれています。「滋賀県動物保護管理センター」(滋賀県湖南市)でも、昨年度飼えなくなったとして持ち込まれた犬猫は合わせて約270匹を数えるとのこと。


 そして、持ち込まれた犬猫たちは譲渡先が見つからなければ殺処分に・・・どうすることもできない動物の死と向き合う同センターの職員たちは苦悩と葛藤を感じているそうです。こうした同センターで働く職員の方に収容される犬猫や殺処分の実態などについてお話を伺いました。


譲渡適性がなければやむを得ず「致死処分」 麻酔薬の過剰投与により実施

――センターにおけるご担当の業務について教えてください。


 「直接の担当は譲渡や地域猫、多頭飼育対策の事業、特定動物許可などですが、職員が少人数であるため、ブリーダーやトリミングなどの動物取扱業監視、苦情対応などさまざまな業務を行っています」


 ――センターで収容される犬や猫はどのような扱いになるのでしょうか。


 「元の飼い主が現れなかった迷子や、飼い主がやむを得ない理由で飼えなくなったとして持ち込まれたものは、譲渡適性チェックを行います。譲渡適性があれば譲渡候補として新しい飼い主を募集し、譲渡適性がなければやむを得ず致死処分となります」


 ――致死処分いわゆる、殺処分はどのような方法で行うのでしょうか?


 「麻酔薬の過剰投与(注射)により実施しています。以前はガス室での炭酸ガスによるものでしたが、少しでも苦しまないようにと平成26年度から麻酔薬に切り替えました」


 ――ここ数年の殺処分数を教えてください。


 「ここ数年の致死処分数については、犬が124匹(平成28年)、79匹(同29年)、102匹(同30年)、97匹(令和1年)、80匹(同2年)。猫は577匹(平成28年)、453匹(同30年)、618匹(令和1年)、530匹(令和2年)と推移しています」


譲渡前には飼い方講習会を開催 動物愛護パネル展などで啓発活動にも注力

――犬は100匹前後、猫500匹前後で推移しているようですが、センターが殺処分を減らすための取り組みをお聞かせください。


 「譲渡候補の犬猫についてはインターネットを使って譲渡先を募集し、一般の方への譲渡が難しい犬猫の場合、動物愛護推進員への譲渡などを行っています。また、譲渡前に飼い方講習会を受講していただいたり、若年層向けの夏休み飼い方体験学習や動物愛護パネル展といったイベントを行ったりと啓発活動にも力を入れているところです。このほか、放し飼いや無責任な餌やり防止の啓発、地域猫活動補助金を創設して野良猫が増えないように不妊去勢手術などを実施する地域猫活動の支援にも取り組んでいます」


 ――こうした殺処分を減らす取り組みをされている一方で、コロナ禍の今、センターへ飼い猫などを持ち込む人が増えていると伺いました。


 「はい。飼えなくなったとしてセンターへ持ち込まれたペットは、昨年度だけで犬が68匹、猫は204匹を数えます。飼えなくなった理由として急増しているのが飼い主が高齢であることに起因する、『世話ができない、入院することになった、亡くなられた』です。普段から飼えなくなったときに世話をしたり、もらい受けてくれる方を探しておくよう啓発していますが、なかなかそういった準備はしていただけていないのが現状のようです。


 特に猫では不妊去勢手術をしていなかったために増えてしまって飼いきれない、いわゆる多頭飼育のケースが目立ちます。こちらも不妊去勢手術の啓発を継続しています」


 ――飼育放棄のほか、身勝手な遺棄も増えているとか。


 「遺棄とみられる事案に関しては、子猫や疾病を抱えた犬が段ボールに入れて置かれているケースをはじめ、猟に使えなくなったか、あるいは猟を終えたであろう猟犬が徘徊しているケース、繁殖に使われたような犬が捨てられ保護されるケースなどが後を絶ちません」


センター職員「われわれのできることは、啓発活動の継続と最期は静かにいかせてあげること」

――飼育放棄や遺棄などが絶えないわけですね。そんな中、殺処分される犬猫のことを考えると心が痛いです。


 「人間の身勝手の犠牲となり、大変申し訳ない気持ちです。われわれにできることは、致死処分となる犬猫を減らすために啓発を続けることと、最期は静かにいかせてあげることだと思います」


 ――センターの職員として、今後の課題をお聞かせください。


 「犬猫の収容施設のさらなる改善をはじめ、高齢者の飼育放棄や多頭飼育対策、また野良猫への無責任な餌やりに対する啓発・指導などが主な課題です」


 ――急増しているという高齢者の飼育放棄のケースについて、具体的な対策は?


 「高齢者の方については、普段から飼えなくなった際に飼ってもらえる方を見つけていただくこと、飼う前に最期まで飼えるか冷静に考えていただくようお願いしたいです」


 ――収容・殺処分される犬猫を減らすため、最後に訴えたいことをお願いします。


 「いつも注目される譲渡活動は、あふれた水をすくう活動です。譲渡活動にマンパワーを割かれ、蛇口を閉める活動つまり、幅広い年齢層へ向けた啓発活動や地域猫のさらなる支援といった発生源対策が推進できないことに日々葛藤を感じています。不幸な動物たちを増やさないためにも、飼い主や餌やりの方に犬猫の適性な飼い方や関わり方を考えていただきたいです。蛇口を閉めるのは、センターではなく犬猫を世話する方一人一人です」 


(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)


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飼育マニュアル違反か 那須サファリに行政指導 トラに襲われ飼育員けが

とちぎテレビからです。



飼育マニュアル違反か 那須サファリに行政指導 トラに襲われ飼育員けが

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那須町にある動物園「那須サファリパーク」で5日、飼育員3人がトラに襲われ右手首を失う大けがなどをした事故で、飼育マニュアルを守っていなかった疑いがあるとして栃木県の動物愛護指導センターが5日付で施設に再発防止を求める行政指導をしたことが分かりました。


 県動物愛護指導センターでは事故が発生した5日、動物愛護法に基づき立ち入り検査を行いました。


 施設の肉食動物に関する飼育手順マニュアルは営業終了後にトラが柵のある獣舎に入ったことを確認する旨の内容が記されていますが、事故の前日に確認を怠ったとみられることが分かりました。


 センターでは施設に口頭で再発防止の報告書を提出するよう指導し、近日中に文書でも求めるということです。


 県動物愛護指導センターの見目晃彦所長補佐は「一度に3人が負傷するこれまでにない重大事故。同じ施設で過去にも2度、飼育員が負傷する事故が起きており見過ごせず徹底した再発防止策を求めざるを得ない」と話しています。


 また、今後は県内の動物園に飼育員の安全確保を含めた注意喚起の文書を送るということです。


 一方、施設は6日、ツイッターで「原因は調査中だが、少なくともトラに責任がある事故ではない」などと説明しています。


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